老親のこと 1
◉オッさんの独り言
今回はオッさんの両親への想いについて独り言。
数年前に老親を残し転勤の為、上京。
最初の数ヶ月を単身で過ごし、その後家族が来てくれた。
老いた両親は故郷に残す形で数年が過ぎた。
地元に姉兄はいるがいずれも諸事情があり、厳密には他家の人となっている。
昨年夏、帰省した時は持病のある父も調子良さそうで一族で楽しく食事が出来た。
東京に戻った数日後、父が倒れ入院、その後、現在まで自宅には戻れていない。
父は無論、母の一人暮らしも心配ではあるが何も出来ない。
年末年始の帰省では姉兄にはすっかりお世話になっている事がよく分かり感謝しかない。
妻も気遣いしてくれるが晩婚で子供にまだ手が掛かり
何より距離があり日常的には何の援助も出来ない。
そんな毎日の中でも両親の衰えは待ったなしである。
何も出来ない自分がもどかしい。
会社では若い人、中堅、先輩の部下を抱えながら、今年に入り長く同僚であった後輩が上司に。
長年一緒に会社を動かしてきた先輩方が閑職に…明日は我が身か、まだまだ踏ん張りどころか?
自身の直近の仕事ぶりに全く悔いがないと言えば嘘になるかも知れない。一方で自分なりに努力し組織に貢献した自負もある。
いずれにせよ、神は自分に丁度良い修行の場を与えてくれるものと信じている。これがこの人生での自分の器。と良い意味で理解出来る年齢でもある。
しかしまだ子供も幼く、少しでも器を大きくできる様、老けない様に、ボチボチと無理しない範囲で明るく楽しい息子、父、夫、兄弟、友人、上司、部下、近所のオッさんになるべく日々精進である。